耳より情報
2026年05月15日 [耳より情報]
司法書士が分かりやすく解説! 「デジタル遺品」の問題と今日からできる3つの対策

オーケストライフでは、皆さまのくらしや住まいに役立つ耳より情報を、定期的に発信しています。今回は、相続・遺言・老後の生活設計など、日々の不安や悩みに寄り添う「くらし安心まるごと相談窓口」として活動する司法書士法人あいおい総合事務所の清水 敏博による、「司法書士が分かりやすく解説! 『デジタル遺品』の問題と今日からできる3つの対策」をお届けいたします。
突然ですが、皆さんは「相続」と聞くとどんな内容を思い浮かべますか? 土地や建物、預貯金といった“目に見えるもの”を挙げる方が、ほとんどかもしれません。しかし、現代にはもうひとつ、見落とされがちな大切な財産があります。それが「デジタル遺品」です。
「デジタル遺品」とは、スマートフォンやパソコン、インターネットサービスの中に残された、故人の大切な思い出や財産に関わるデータのこと。
「どんなサービスを使っていたの?」
「パスワードなんて聞いてない」
こうしたお悩みは非常に多く、司法書士の立場から見ても対応が難しいケースも少なくありません。「今すぐ急いで対応しなくても……」とそのままにしておくと、いざというとき、ご家族に大きな負担がかかってしまいます。では、具体的にどのような問題が起こるのでしょうか。
では、ご家族に負担をかけないために、どのような準備をしておけばよいのでしょうか。今からできる対策を3つご紹介します。
対策1:<デジタル資産一覧表>の作成
利用しているデジタルサービスをリストアップする
●インターネットバンキング
●ネット証券、仮想通貨
●オンラインショッピングサイト(Amazon、楽天市場など)
●SNS(Facebook、LINEなど)
● 動画・音楽配信サービス
● クラウドサービス(写真、データ保存)
●ポイントサービス(dポイント、楽天ポイントなど)
一覧表には、「ID」「パスワード」「サービス名」を記載し、信頼できる家族に預けておくことが大事です。
対策2:スマートフォン設定の見直し
スマートフォンのロック解除方法も重要なポイントです。生体認証(指紋認証や顔認証)のみに設定されていると、家族はロックを解除することができません。パスコード(4桁〜6桁の暗証番号)も併せて設定し、その内容を一覧表に残しておくと安心です。
対策3:専門家への相談を検討する
上記のような対策を、ご自身の判断能力がしっかりしているうちに、司法書士に相談しておく方法もあります。
たとえば、任意後見制度を活用すれば、将来的に判断能力が衰えたときに備え、財産管理を任せる人をあらかじめ決めておくことができます。この任意後見契約の中で、デジタル遺産の管理や整理についても定めておくことが可能です。
ご自身の万が一のときに備え、実家や預貯金といった財産だけでなく、デジタル遺品のことも考えておく時代になりました。
オーケストライフでは、こうしたデジタル遺品を含む相続や生前対策に関するご相談を承っています。ご自身やご家族のことで気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。早めの備えが、ご家族の安心につながります。
見えない財産「デジタル遺品」で起こりやすい3つの困りごと
「デジタル遺品」とは、スマートフォンやパソコン、インターネットサービスの中に残された、故人の大切な思い出や財産に関わるデータのこと。
「どんなサービスを使っていたの?」
「パスワードなんて聞いてない」
こうしたお悩みは非常に多く、司法書士の立場から見ても対応が難しいケースも少なくありません。「今すぐ急いで対応しなくても……」とそのままにしておくと、いざというとき、ご家族に大きな負担がかかってしまいます。では、具体的にどのような問題が起こるのでしょうか。
@ デジタル上の財産が把握できない
ネット銀行の預金や証券口座、仮想通貨、ネットオークションの売上金など、オンライン上で管理されている財産が近年増えています。これらの情報を把握できなければ、大切な財産をそのままにすることになりかねません。A 利用していないサービスの支払いが続いてしまう
動画配信サービスや音楽サービス、アプリの課金など、毎月自動で引き落とされるサービスも増えています。契約内容が分からないままだと解約ができず、利用していないのに支払いだけが続いてしまうことも!B 思い出のデータに触れられなくなってしまう
写真や動画、メールのやり取りなど、大切な思い出がクラウド上に保存されているケースも少なくありません。しかし、パスワードが分からなければアクセスできず、サービスによっては一定期間でデータが削除されてしまうこともあります。今日からできる! デジタル遺品への備え<3つのポイント>
対策1:<デジタル資産一覧表>の作成
利用しているデジタルサービスをリストアップする
●インターネットバンキング
●ネット証券、仮想通貨
●オンラインショッピングサイト(Amazon、楽天市場など)
●SNS(Facebook、LINEなど)
● 動画・音楽配信サービス
● クラウドサービス(写真、データ保存)
●ポイントサービス(dポイント、楽天ポイントなど)
一覧表には、「ID」「パスワード」「サービス名」を記載し、信頼できる家族に預けておくことが大事です。
対策2:スマートフォン設定の見直し
スマートフォンのロック解除方法も重要なポイントです。生体認証(指紋認証や顔認証)のみに設定されていると、家族はロックを解除することができません。パスコード(4桁〜6桁の暗証番号)も併せて設定し、その内容を一覧表に残しておくと安心です。
対策3:専門家への相談を検討する
上記のような対策を、ご自身の判断能力がしっかりしているうちに、司法書士に相談しておく方法もあります。
たとえば、任意後見制度を活用すれば、将来的に判断能力が衰えたときに備え、財産管理を任せる人をあらかじめ決めておくことができます。この任意後見契約の中で、デジタル遺産の管理や整理についても定めておくことが可能です。
ご自身の万が一のときに備え、実家や預貯金といった財産だけでなく、デジタル遺品のことも考えておく時代になりました。
オーケストライフでは、こうしたデジタル遺品を含む相続や生前対策に関するご相談を承っています。ご自身やご家族のことで気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。早めの備えが、ご家族の安心につながります。









