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耳より情報
2024年02月29日 [耳より情報]

災害時に安心の備え<太陽光発電>の基礎知識

オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は、冷暖房・電気設備工事から太陽光発電まで。8万件以上のエアコン工事実績をもつ 株式会社ユウサービス の佐竹 雄が「災害時に安心の備え<太陽光発電>の基礎知識」と題してお話しします。



地震や台風などの自然災害が続いている昨今、“備え”への重要性を強く感じている方も多いでしょう。電気、ガス、水道などのライフラインが止また場合を想定し、改めて飲料水や食料、防災グッズなどを用意した方いるかもしれません。

電気では、電力会社の給電に頼らず自家発電ができる方法として「太陽光発電」があります。太陽光発電とは、その名のごとく「太陽の光を利用して電気を作る」発電の方法です。

太陽の光はたくさん使っても枯渇しないため、再生可能なエネルギーとなります。太陽電池(太陽光エネルギーを電力に変換する発電機)をつなげた「ソーラーパネル」を使用して、電気を作る仕組みです。
2009年以降、太陽光発電が普及してきました。これ以降、ソーラーパネル付きの屋根を見かける機会が増えてきましたよね。弊社でも、数年前より太陽光発電システムの設置工事を行っており、自社内でも太陽光発電システムを設置し、その管理をしています。
太陽光発電を設置した自社(株式会社ユウサービス横浜営業所)の屋根

太陽光発電には、電気を「売る」と「使う」という2つの選択肢がありますが、「売電」のポイントは、価格や制度の変動があるという点です。買取価格は年々減少傾向にあるため、「売る」よりも、「使う」(自家消費)をメインに考える方が現実的と言えるでしょう。

(※)FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度):電力会社が、太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーで発電した電気を、国が同価格で20年間(家庭用太陽光発電は10年間)買い取ることを保証する制度

(※)2024年度、住宅用太陽光発電のFIT買取価格は、10KW未満で16円/kWh。自宅内で消費できない余剰電力のみが買取対象となる。10kW以上50kW未満では、10円/kWh。ただし発電した電気のうち、30%以上は自家消費しないと残りを売ることができない(10kW以上の太陽光発電の場合、固定価格買取期間は20年)。


そんな自家消費で必要なのは、発電した電気を貯める蓄電池の存在です。ご存知の通り、太陽光発電は、日が出でいる昼間にしか使用できません。そこで、夜間など自由な時間に電気を使用するためにも、蓄電池は大きな役割を担います。

蓄電池にはいくつかの種類がありますが、一般家庭で使用する場合は、リチウムイオン電池が適しています。
<参考>蓄電池の種類
・リチウムイオン電池(小型で軽量だが高容量。モバイル機器に利用されることが多い)
・鉛畜電池(比較的安価で寿命が長い。大きくて重い)
・NAS電池(充電できる電力量が大きく、寿命が長い)

太陽光発電を取り巻く環境は、この数年で大きく変化しました。導入を検討されている際は、直近の情報をしっかりとキャッチしながら、ご自身の生活スタイルも踏まえて考える必要がありそうですね。

「万が一のときに、使える電気がある」というのは、日々の暮らしの中で大きな安心につながります。太陽光発電に関してご質問やご相談がある方は、オーケストライフまでお気軽にご相談ください。
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