くらしや住まいの耳より情報 | 一般社団法人オーケストライフは神奈川県横浜市内のくらし、住まいの問題をまるごと解決します。

くらしや住まいの耳より情報過去の記事を見る

耳より情報
2022年08月30日 [耳より情報]

認知症の啓発活動を通して得たもの

オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は、税務全般から不動産活用や事業再生に関わる経営コンサルティングまで加藤税務会計事務所の加藤 博明による「認知症の啓発活動を通して得たもの」をお届けします。



皆さん、こんにちは。税理士の加藤です。当事務所では税務業務のほかに、不動産活用や事業再生、医療法人に関わるコンサルティング業務(医療法人の設立時における諸経費、機器の導入の検討、その後の事業計画の策定、資金繰り相談、分院等の検討等)をおこなっています。

医療法人に関わるコンサルティング業務では、医師や介護関連の方々の出会いをきっかけに、認知症の啓発活動へ参加するように……! そこで出会った認知症の方、そのご家族や医療関係者の方と話をする中で、私は大きな学びや大事な気付きを得ることができました。そこで今回は、このことをテーマにお話ししたいと思います。

まず、私が参加している“活動の場”についてご紹介します。一つ目は、メモリーケアクリニック湘南院長の内門大丈先生が中心となって開催している認知症カフェ「湘南オレンジカフェ」。こちらは福祉や介護など、さまざまなことを気軽に相談できる交流の場です。月に1回、湘南地域のイベントスペースにて開催しています(※2020年のコロナ禍以降は、不定期での開催となっています)。

この活動が発展し、認知症当事者の方と音楽イベントの開催や、認知症の啓発活動の思いを形にするべく、「江の島シーキャンドル(展望灯台)」や「大船観音」を、認知症のシンボルカラーである“オレンジ色にライトアップする取り組み”もおこなわれました。



二つ目は、認知症診療の第一人者である「東京慈恵会医科大学精神医学講座」の繁田教授が立ち上げた「SHIGETAハウスプロジェクト」です。繁田教授の生家を利用し、「認知症をもつ人とその家族にとって安心できる場」「地域の人のための場」「認知症の啓発の拠点」=「ハウス」として、新たな価値を生み出す活動をおこなっています。

具体的には、認知症について話す・知る・考えながら交流する場「平塚カフェ」(※2020年のコロナ禍以降は、オンラインでの開催も並行して行っています)や、認知症の基本から専門性のある内容までを学ぶ講座「SHIGETAの学校」、音楽や自然(畑や園芸)、スポーツを楽しむイベントなど、活動は多岐にわたります。

いずれも、認知症当事者やご家族にとっての大切な”居場所”であり、「認知症の当事者が必要とする支援とは何か?」「家族が必要としていることは何か?」などを考え、理解を深める場となっています。


これらの活動に参加する中で、認知症当事者の方やそのご家族、医療関係者と話す機会ができ、そこから大きな学びを得ることができました。それは次第に、日々の税理士業務にも活かされていきます。

当事務所では資産税関連の業務を行う関係で比較的高齢のお客さまも多く、実際に接することもあるのですが、提出いただいた資料や、訪問時のちょっとした会話の中でみられる、“変化”に対して反応できるようになったのです。

会話の中で言えば、「以前のように、整理整頓ができなくなっている」「書類を紛失してしまう頻度が増えている」など。さらに詳しく話しを聞いてみると、物忘れがあることで、日常生活に不安を感じることが増えてきたと言います。

中には、「誰に相談して良いか分からず、悩んでいた」という方もいて、「少しでも不安なことがあれば、ぜひ相談してください」と伝えると、とても安心された様子。その後は、ご家族の協力も得ながら可能な範囲で支出を抑え、大事な財産を守れるようになりました。

これまでも当事務所では、「相手の立場や気持ちに立つ」を心がけながら、お客さまと向き合ってきました。しかし、認知症の啓発活動を通じて視野が広がり、一歩進んだ対応ができるようになったと感じています。

また、本サービス「オーケストライフ」は、11の士業と地元のくらしと住まいに関わる”プロ”がいることが強みです。そのため税理士の面だけでなく、その他の必要なサポートについても、しっかりと繋いでいくことができます。

これからも多くの方との出会いやつながりを大事にし、「これも税理士さんに聞いて良いですか?」と気軽に相談されるような、身近な存在であり続けたいです。
  • Facebook
  • Twitter

PageTop

一般社団法人オーケストライフ