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耳より情報
2022年01月31日 [耳より情報]

弁護士が伝えたい! 生前整理の大切さ

オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は、11人の弁護士を中心に専門知識を活かしたサポートを。弁護士法人LM総合法律事務所の竹中 一真による「弁護士が伝えたい! 生前整理の大切さ」をテーマにお話しします。



こんにちは。弁護士の竹中です。突然ですが皆さんは、日頃から片付けや整理整頓をおこなっていますか? コロナ禍での自宅時を快適に過ごすため、掃除や片付けに力を入れた方も多いかもしれません。断捨離をしたことで「不要な物を一気に捨てられた!」という声を聞くこともありました。

さらに、「生前整理」(生きているうちに、自分の財産や持ち物を整理すること)を意識すると、これらのことを “元気なうちにやっておく” という点が重要となります。掃除や片付けは体力も使うため、“身体が元気なうちに”おこなうのはもちろんですが、もう一つポイントとなるのが「的確な判断ができるかどうか?」という部分です。

たとえば、財産とみなされるもの(現金も含め)を整理していく場合、しっかりと判断できる状態であれば、自らの意志で家族へ贈与したり、売却してお金に替えておいたり、必要に応じて遺言書を作成したりすることができます。しかし判断力が衰えてきた段階では、これらをスムーズにおこなうことが難しくなるでしょう。残された人たちのためにも、生前整理は元気なうちに進めておくことがとても大事です。


弁護士の私が、なぜこのような話しをしたのでしょうか? それは、生前整理をしていないことで、残されたご親族や友人・知人が大変な思いをされるケースを目にしているからです。たとえば、相続人が遠方にお住まいの親族のケースがあります。お子様がいらっしゃらず、配偶者の方にも先立たれてしまったような場合、相続人は兄弟姉妹や甥・姪となります。一緒に住んでいないことから、遺産の把握も大変です。後片付けのために、勝手の分からない自宅へ何度も足を運ばなければなりません。

また、相続人がいらっしゃらないケースもあります。相続人がいなくても、最後に仲良くされていた方々や、身近な世話をされていた方々が残された遺品の後片付けをすることもあるでしょう。しかしご自宅の中が散らかっている場合、どこから手を付けていいのか分からず、途方に暮れてしまうような状況のときもあります。

では、このような状態を避けるためにどうすればよいでしょうか? まず早めに専門家に相談し、元気なうちに遺言書を作成することです。遺言書を作成することで、ご自身の財産をしっかりと把握し、まとめておくことができます。残された方々への分配も、遺言執行者が行ってくれることになります。特に相続人がいらっしゃらないようなケースでは、遺産は国に帰属することになるため、遺産の行方についてご自身の意思を反映させたい場合には、お世話になった方々へ財産を遺贈するよう遺言書に記しておくと良いでしょう。


次に、できれば事前にご自身の所有される持ち物を整理整頓しておくことをお勧めします。生前整理をはじめようと思っても片付けが億劫でなかなか進まないという方は、“片付けのプロ”に任せ、一気に進めるという方法も! 信頼できる業者に任せることで、思わぬところから実は価値があるものや、忘れていた現金が発見されたりすることもあります。

オーケストライフは、地元ならではの顔の見えるサービスや、迅速な対応ができる面が強みとなっています。
さまざまな職種の「プロ」が集まっていることから、時にはタッグを組んで対応させていただきます。以前も、相続関連のご相談や手続き面の対応を弁護士と司法書士がおこない、生前整理をオーケストライフのメンバーである「みらいの整理サポート株式会社」が担当するといったケースがありました。

メンバー同士が連携を図ることでスムーズな対応ができ、サービスが変わっても信頼できる人、会社に繋がる部分は、お客さまにも喜んでいただいております。日々の生活でお困りのことはもちろん、将来的なご相談なども、ぜひオーケストライフまでご連絡ください。

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