Category
メニュー

くらしや住まいの
耳より情報過去の記事を見る

耳より情報
2025年07月15日 [耳より情報]

想いを込めて手放すという選択「供養」がもたらす心の整理

オーケストライフでは、皆さまのお役に立てるくらしや住まいの耳より情報を定期的に発信していきます。今回は、寄り添った生前整理・遺品整理のお手伝いを みらいの整理サポート株式会社の細野 博之が「思いを込めて手放すという選択『供養』がもたらす心の整理」と題してお話しします。





「実は親しくしているご近所の方が、絵画の処分に悩んでいます」
先日、かつて生前整理でご利用いただいたお客さまより、このような相談がありました。
詳しく話を聞いてみると、ご近所の方(Aさん)は3年前にご主人を亡くし、なかなか遺品整理を進められないでいたようですが、このたび高齢者施設への入居を決めたことで、ようやく着手し始めたとか。その中でAさんの頭を悩ませていたのが、ご主人がコレクションにしていた「絵画の扱い」でした。

「普通に“ゴミ”として処分するのは忍びない。かといって、施設へ入居するため荷物を減らしたいので、持っていくという選択肢はない。どうすればよいか……」というAさん。そこで、私は「ご供養(魂抜き)」を提案させていただきました。

「ご供養(魂抜き)」と聞くと、一般的に仏壇や仏像など仏具の処分をイメージされる方が多いでしょう。しかし、「故人様が大切にされていた品物、身に着けていた物」はもちろん、ご家族やペットなど、どなたのものでも対象になります。想い出のたくさん詰まった物、手放しづらいと感じている物、さらには土地や建物まで、供養の対象に制限はありません。

これまで、弊社にはさまざまなご依頼がありました。たとえば、ある方は亡くなった愛犬の写真。長年一緒に暮らしてきただけに、たくさんの写真を撮影して数冊に渡るアルバムの中に残していた。しかしアルバムを開くこともなく、段ボールの中にただ埋もれている写真が気になるようになり……。1年後、ようやく気持ちが整理できたので、お気に入りの写真を数枚ほどデータ化して残し、あとは処分しよう!と決めます。

ただ「いざ処分しようとすると、躊躇してしまう。何か想いを込めた形で……」という気持ちが強くなったため、結果として「供養」を選んだそうです。そこで弊社が相談を受け、安心して手放せるよう「魂」を抜き「物」にかえす、ご供養を行いました。

後日、先ほどのAさんから連絡をいただき「ご提案いただいた形(供養)でお願いします」と、正式にご依頼をいただきました。そこでさっそく、Aさんのご自宅にお邪魔し、ご主人がコレクションされていた絵画をお預かりします。枚数は40枚ほどで、Aさんご自身も「こんなに(量が)あったとは!」と驚くほどでした。

その後は、このような流れで行います。
●Aさんよりお預かりした品を、ご供養をお願いしている寺院へ届ける
●寺院にて、住職さまに絵画をお預け(詳細をお伝えする)
●約1ヶ月後、合同供養
(※)を実施。その後、供養を行った際の写真と供養完了の報告書が届く 
(※)合同供養:様々な方からお預かりしたお品を供養祭壇に一緒に並べ、合同で供養する方法
(合同供養は提携先の寺院が決めた予定に合わせて行います。供養サービスをお受けするタイミングによって、供養完了まで数か月お待たせをしてしまう場合もございます)
●Aさんに写真と供養完了の報告書をお送りする

このような供養をすることで、「気持ちの整理ができて、心が安らいだ」「故人の大事にしていた物に感謝をしながら、良い形で手放せた」といったお礼の手紙が届くことも! 逆に私自身がそういった言葉に、「お役に立ててよかった」と力をいただいています。

大事にしていたものを手放す際、感謝や別れを伝えることができる「供養」という形。具体的なご相談はもちろん、「こういったモノは供養できるの?」といったご質問も、オーケストライフまでお気軽にご連絡ください。
  • Facebook
  • Twitter
MENU

一般社団法人オーケストライフ
お見積りは無料です。お気軽にご相談下さい。